女性がパティシエになるには?パティシエールとの違いと女性パティシエが少ない理由

女性におすすめの職業

女性の憧れパティシエール

男女問わず甘いもの好きなら外せないケーキや洋菓子。そんなケーキや洋菓子を作る職業、職人さんのことを「パティシエ」と呼びます。


もともとパティシエは、男性社会だったのですが、最近では女性の進出がめざましく、女性の職人さんも増えてきていると言われています。ただ、現実的にはまだまだ男性社会であるともされています。

今回は、女性が働きたいと憧れの仕事「パティシエ」について、「女性が少ない理由」ご紹介します。

パティシエとは?

パティシエとは

そもそもパティシエとは「洋菓子職人」のことを言います。近年のスイーツブームで一流ホテル・洋菓子専門店などでも求人が多く掲載されています。パーティ用のデザートや販売用の洋菓子やウェディングケーキなどを作る仕事で、専門的な知識と技術力とセンスを必要とする仕事です。

パティシエとパティシエールの違い

パティシエになりたいと思ったとき、パティシエールという名前を見聞きすることも多いと思います。パティシエとパティシエールの違いはフランス語に由来します。フランスでは名詞に対し女性・男性が変化するため男性は主にパティシエと呼ばれ、女性はパティシエールと言われていました。

日本では名詞に対して文法的な性が無いため一般的に女性もパティシエと言われています。

パティシエの平均収入

パティシエの平均年収は340万前後と言われていて、日本の平均年収としては低い傾向にあるとされています。初任給は15万円~18万円と言われ、年収にすると200万~300万と言われています。

ただ、独立して自分の店舗を出したり、オリジナル商品開発などをすることにより給与が平均よりもかなり高くなる場合もあります。

成功することは安易ではありませんが、将来独立開業したいと夢を持っている方にはとてもステキな職業と言えます。

パティシエの働き方

パティシエの働き方と聞くと小さな町のケーキ屋さんに勤めることをイメージする方も多いと思いますが、パティシエは洋菓子専門店・洋菓子メーカー・ホテル・レストランなど活躍する場は多岐にわたります。

以前は洋菓子店に弟子入りをしてそこからお菓子作りについて一から学ぶ方法しかありませんでした。近年では調理師専門学校の製菓部門や、製菓の専門学校などで勉強し、それから洋菓子店で修行を重ねるといった方法が一般的です。

女性パティシエが少ない理由

女性パティシエが少ない理由

パティシエになりたいと思っていろいろ検索していく上で「女性パティシエが少ない」という事実を知る方も多いと思います。女性にとって憧れの職業であるパティシエが一般的に女性が少ないと言われている理由を見ていきましょう。

労働環境が過酷

一見花形で優雅なイメージのあるパティシエの仕事ですが、実際はかなりの肉体労働を強いられることでも有名です。例えば個人店などのパティスリーで勤務で月平均400時間程度も働くなどの労働環境があることは事実。朝も早く、深夜まで働くことも多いようです。

クリエイティブでやりがいのある仕事ですが休日が少ない・仕事量が多い・体育会系であるなど、一般的には言われています。

出産育児との両立が難しい

パティシエのお仕事にいざつけたとしても、結婚をして出産すると仕事とプライベートを両立するのが難しいという方も多くいます。パティシエは力仕事をこなす場面が多く、体力的にもきつかったり時短勤務を良しとしない場所も実際あると言われています。育児時短勤務制度をきちんと導入している職場なら比較的安心して働けますが、そうでない場合も多いです。

就職をするなら「育児時短勤務制度」をしっかりと導入している場所や育児時短勤務の減給などの有無をチェックしておくことが大切です。

パティシエの作業工程をチェック

パティシエの作業工程をチェック

パティシエの作業工程は生地作りから仕上げまで、いくつかに分類されていて、殆どのお店では、それぞれの担当が決まっています。

生地担当

ケーキの土台となる、大切な生地を作る重要なパートです。
一定のキャリアと正確な技術が必要です。

オーブン担当

生地を焼き上げるパートです。それぞれの生地の性質によりオーブンの温度や、焼き加減を調節しなければいけません。

仕上げ担当

クリームなどを作って、焼きあがった生地を組み立てて仕上げていきます。デコレーションのセンスがとても大切になります。

グラシエ

シャーベットやアイスクリーム作りのパートになります。

お菓子作りというのは職人技です。学校で学んだからといってすぐに活かせるわけでもなく、実際の現場での勉強がとても大切です。洋菓子店では、「教えてもらう」という受身の姿勢ではなく、「技を盗む」といった姿勢で取り組みましょう。

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