母子家庭の仕事:就職支援と仕事につながる資格とは

JUGEMテーマ:ひとり親家庭
 
母子家庭は一般家庭よりも大人が一人な分、大変なことがたくさんありますよね…。でも愛おしい我が子のためにも元気で働かないと!と意気込んでいるママも多いのではないでしょうか。
 
しかし現実問題、母子家庭で仕事を探すのは至難の業。正社員として希望して面接をしても「お子さんが突然熱を出しても出社できますか?」などと聞かれてしまう事も多いようです。面接をする側もやはり痛いところをついてくるものです。
 
母子家庭では「母子扶養手当」「児童手当」などの他に場合によっては「生活保護」も受けることも出来るのですがそれだけで生活するのは大変です。気持ち的にも生活保護を受けずに暮らしたいと感じている母子家庭の方は多いのが現状です。
 
働きたい!という気持ちとは裏腹、母子家庭での【正社員】というのはまだまだ難しいのが現実。特に、母子家庭になるまではずっと専業主婦であったという人では、簡単に就職先を見つけることは困難で正社員というのは大きな壁のようです。
 
仕事という実績がないと言うの正社員になれない理由の一つでもあるようです。
それは、中途採用で社員をとると言う場合、過去にどんな仕事をしていたかが考慮されることが多いからのようです。
年齢によっても多少給料が変わる日本では同じ年の方を取るならばスキルがある人を採用すると言う傾向にあるようですね。
 
そんな時にキャリアの無い女性にも心強いのが【自治体】です。
 
各地域の自治体で就職支援をしてくれている活動もあるので、正社員を考えている方は是非各自治体に問い合わせてみるのも言いと思います。活用できる場所は母子家庭で無くても活用するべきですよね!
 
他の記事でもご紹介しますが、今は自治体以外にも母子家庭・父子家庭・シングルの方向けの仕事支援サイトや仕事案内をサポートしてくれる会社もあるようです。
 
母子家庭の方・父子家庭の方はそういったサイト・会社を利用するのもおすすめ。子供のためにも少しでも良い条件の仕事が見つかると良いですよね。
 
母子家庭の就職支援をおさえておこう!
 
母子家庭での就職は一般的な就職よりも大変と感じている方が多いようです。一般的な就職先の見つけ方ではなく、各自治体など母子家庭ならではの就職支援がないかをしっかりと確認しておくことをおすすめします。自身のお住いの地域に以下のような母子家庭への就職支援がないかをあらかじめチェックしておきましょう。
 
・母子家庭等就業・自立支援事業
・ひとり親家庭等日常生活支援事業
・ひとり親家庭等生活向上事業
・母子家庭自立支援給付金及び父子家庭 自立支援給付金事業
・ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試 験合格支援事業
・母子・父子自立支援プログラム策定事業
・ひとり親家庭への総合的な支援のための 相談窓口強化事業
など
 
参照:厚生労働省「自治体におけるひとり親家庭就業支援の取組内容に関する調査」
https://www.mhlw.go.jp/iken/after-service-vol21/dl/after-service-vol21_houkoku.pdf
 
母子家庭の仕事につながる資格
母子家庭・父子家庭の方が気になるのがやっぱり【仕事につながる資格】ではないでしょうか?
でもスクールに通うには少しお金がかさむので避けたいところ…。通信講座もお金が結構かかるのですが、子育ての隙間時間に資格が取得できるため、通信講座は人気が高いようです。通信講座と言ってもサポート体制もしっかりしている所が多いようなので利用しやすいと人気なんですね。やはり自分の好きな時間に勉強が出来るのは、魅力的。私自身も通信講座で取得した資格で、記事作成などのお声がかかったりも意外と多いですよ。
それではつぎは、母子家庭・女性に人気の資格をご紹介しようと思います。
 
母子家庭・女性に人気の資格
●看護師
●介護福祉士
●保育士
●理学療法士
●作業療法士
なぜ母子家庭の方に人気が高いかというと母子家庭のお母さんを支援する制度があるからなんです。それを【母子家庭高等技能訓練促進費事業】といい、厚生労働省の支援している制度となります。
 
母子家庭高等技能訓練促進費事業
 
母子家庭高等技能訓練促進費事業とは、どういったものでしょう?ここでは母子家庭高等技能訓練促進費事業の内容などを紹介しようと思います。
【母子家庭高等技能訓練促進費事業とは?】
●内容●
働くための資格取得のため、2年以上養成機関等で修業する場合に、就業期間の最後の1/3に相当する期間っを「高等技能訓練促進費」として、月々支給してくれるもの。
●対象者●
・児童扶養手当支給水準の母子世帯で
・養成機関において2年以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれること
・仕事または育児と修業の両立が困難であること
●対象資格●
母子家庭高等技能訓練促進費事業の対象となる資格は以下の通りです。
    1.看護師 
    2.介護福祉士 
    3.保育士 
    4.理学療法士 
    5.作業療法士 
    6.その他
上記に準じ都道府県等の長が地域の実情に応じて定める資格 が母子家庭高等技能訓練促進費事業の対象です。
●支給について●
■高等技能訓練促進費■
【支給額】
・・市町村民税非課税世帯への支給額・・・月額141,000円
・・市町村民税課税世帯への支給額・・・月額 70,500円
【支払期間】
・・支給期間・・・修業期間の全期間
■入学支援修了一時金■
【支給額】
・・市町村民税非課税世帯への支給額・・・50,000円
・・市町村民税課税世帯への支給額・・・25,000円
【支給期間】
・・支給期間・・・修了後に支給
 
母子家庭高等技能訓練促進費事業は資格取得の為に生活の負担を少しでも軽減するもののようです。とっても助かる資格取得方法ですよね。こういった支援もしっかり活用したいですよね。
詳しいことは、お住まいの自治体の窓口に相談してみて下さい!
また、制度を設けていない都道府県等に居住されている場合は、支給の対象とならないようなので必ず確認して下さい!
*参考文献:厚生労働省/母子家庭自立支援給付金事業について
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/bosikatei/1.html
 

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